爆発寸前の爆弾を撤去せよ!


 ある日昼下がり、会社で隣の人が喋りかけてきました。

 「炭酸ジュースを思いっきり振って振って振りまくってもすぐに飲める方法しってる?。 ボクは知ってる。」

 「え、マジっすか?」

 「おおマジ。 伊藤家の食卓に投稿したら採用まちがいナッシング。」

 「お、教えて下さいよ、早く早く!」

 「でもなー、まだ実験した事ないんだよ。 かっこよく言うなら研究室レベルってヤツ?」 

 「わかりました、実験はボクがやりますから教えて下さい。」

 「よかろう。」

 

 その方法とは、今にも爆発しそうな炭酸ジュースを机の上に置き、その場でクルクルとヒネリ回転を加えるというもの。 そうすればあら不思議、たちまち炭酸様の怒りは静まり安定した状態になるのだとか。 ホントかー?。

 まあ、約束は約束ですから実験してみましょう。

 

 炭酸ジュースの代表といえばやっぱりコカコーラでしょう。 今回は実験の成果をより明確にする為に破壊力重視の1.5Lペットボトルを用意しました。 

 買ってきました。

 でも、ヒネリ回転の効果を調べる為には、ヒネリ回転の被験者と何もしない被験者をくらべなければなりません。

 もう1本買ってきました。

 財布が寂しくなってしまいましたが、これも全て実験の為、しかたありません。

 実験材料が揃ったところでルールを決めましょう。

 ルール!

 ・2本のペットボトルを両手に持ち、上下に振る。 とにかく振る。 気がすむまで振る。

 ・振るのに飽きたらすかさず机の上に並べて置く。

 ・片方のペットボトルをクルクルと回す。 情報によると回す回数は未だ不明との事なので、とりあえず10回転させる。

 ・蓋をあける。

 ・掃除は最後までしっかりする。

 よし、準備万端、実験開始!。

 両手にもって振る振る振る。 なんだかペットボトルが危険な硬さになってきたぞ。 でも恐れず更に振る。

 とりゃー。

 はあはあ、1.5Lを両手に持って振るのは意外と疲れるもんです。 こんな事ならフリフリマシーンでも作ってから実験を開始すればよかった。

 とにかく第一ステップは終了。

 気になる被験者の様子は・・・

 危険度レベルDという感じ。

 よし、次は誰がどう見てもヤバい状態になってるコイツにヒネリ回転を加えるのだ。

 どっちに回していいのか分からないけど、とりあえず右回転でGO!。

 回せ回せ!。

 よし、第二ステップも順調に終了だ。 実験方法にぬかりは無い。

 では蓋をあけるとしよう・・・

 緊張の一瞬、ドキドキドキ。

 

 

 

 騙された。

 全てを放出して怒りがおさまった被験者。

 シャッターチャンスを逃してしまいましたが、その瞬間は茶色い棒が天井に伸びていくという表現がピッタリでした。

 クルクル処方を施してもダメなものは駄目だという事が分かりました。 もう1本の被験者は怒りを静めるために冷蔵庫にでもいれておきましょう。

 さて実験の後片付けです。

 写真では机の上にコーラの海が広がっているように見えますが、

 惨劇。

 実はコーラの大部分はキーボードの中から流れ出してきてます。 キーボードはコーラ漬けになってしまいました。

 泣きながら掃除する事にします。

 雑巾でフキフキ。

 さて、実験も失敗におわった事だし、仕事に戻るかな・・・あれ?「V」キーがきかないぞ。

 「V」キーはペーストキーなのでとても大切なキーです。 これが動作しないとなると仕事が進みません。 やったぜ。

 なんて言ってみても、仕事が遅れても誰も助けてくれないので、キーボードを分解清掃します。 実験のツケは大きいです。

 バラしてアルコールで洗浄します。 コーラの甘い匂いでクラクラします。

 分解

 動作テストしてみましょう。

 

 直りました。

 教訓 : 実験する時には周りに何もない所で行う事。 仕事中にするのはもってのほか。


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