火を使わずホットケーキ!


 ホットケーキを作る事にした。 が、私はフライパンでホットケーキを丸焦げにした経験があるので、今回はフライパンを使わずに作る事にしました。 焦げたホットケーキは悲惨です。 まあ、ちゃんと監視してれば大丈夫なんだけど、テレビとか見ながら焼いてるとね・・・。ほら、あなたも経験があるでしょ?。 今回は焦がす心配ゼロ!の方法でやってみましょう。

 用意した材料は、ホットケーキの素、牛乳、卵1個、あと、フルーツの缶詰です。 フルーツの缶詰は、好みが分かれるところですが、私は入れたほうが好き。 そうそう、味に深みを持たせるには、バターを適量入れるといいけど、あいにく切らしているので、今回は無しと言うことで。

 ボールに材料をあけて、適当にかき混ぜます。 泡だて器なんて高級品は家には無いので、菜箸で気の遠くなる作業をします。 ヘトヘトです。 ここまでは、普通のホットケーキを作る手順と同じです。 では、次にまいりましょう。

 お皿に直接、生地を入れちゃいます。 平べったい皿が適していると思いますが、無い時は、マグカップ状の入れ物でも大丈夫だと思います。 

 じゃーん。 電子レンジにセットします。 電子レンジで直接生地を加熱すれば、焦げ目が付かなく、均等にふっくらさせる事が出来ます。 安物の電子レンジを使ってる人は、ターンテーブルの真中に材料を置くよりも、ちょっとヅラして置いた方が均等に加熱されます。(この証明は後々行います。期待してください)

 加熱中のホットケーキ。 時間は電子レンジのパワーにもよりますが、4,5分で大丈夫だと思います。 チン!。

 完成です。 完璧です。 写真では確認できませんが、ちゃんと湯気が立ち上がってます。 部屋中に甘い匂いが広がります。

 どうです?。 ちゃんと出来てるでしょ?。 味もナカナカです。

 

 今回の作業の成功で、すっかり気分を良くした私は、更なるアイデアを思いつきました。 電子レンジを使って生地を暖めてホットケーキが出来るなら、直接生地に電極を埋め込んで加熱したらどうなるのでしょうか?。 思い立ったら吉日です。 早速準備に入ります。

 用意したのはこれら。

 先ほどのホットケーキ生地の余りと、銅版2枚、空の牛乳パックと肝心なAC100コンセントです。

 まずは理論から説明しましょう。

 導体に電圧をかけると電流が流れます。 電流が流れると熱が発生します。 そうです、勘のいい人はもう気が付きましたね?、この熱を使ってホットケーキを作るのです。 熱量の計算式は、(交流と直流の関係はこの際、無視です(笑))

   オームの法則  V = IR

   ジュール熱    W = I2R = V2/R

   熱の仕事当量  4.184 J/cal

で表されます。

 例えば、生地の抵抗が100オーム、電源電圧が100Vとすると、電流が1A流れ、ジュール熱は100Wになり、1秒間に23.9カロリーの熱が発生する計算になります。 

 では論より証拠です。 実験してみましょう。 まずは生地を入れる入れ物を作ります。

 牛乳パックを適当な大きさに切り、銅版を電極としてセットします。 銅版はアルミ版でも代用できそうですが、電気腐食を起こしそうなので、止めておきます。(それはそれで面白いかも?)

 セットした電極に金属クリップを使って、電源コンセントを繋ぎます。 この時、極と極が完全に絶縁されている事を確認してください。 さもないと、ブレーカーが落ちます。

 生地には導性を高める為に塩化ナトリウムを入れます。 もはや当初の目的である美味しいホットケーキを作るという事が、かすんできてます。

 牛乳パックの中に生地を注ぎ、電源をいれます。 緊張の一瞬です。 ではスタート!。

 3分程すると、物凄い勢いで生地が沸騰し始めました。 恐ろしいです。 今にも溢れそうな勢いで盛り上がってきてます。 生地の膨張度を計算していなかったのがマズイですね。 

 5分程で沸騰も収まり、安定期に入ったようです。 予想していた事ですが、生地が液体から固体に変化する事で、生地の抵抗値が変化し、最終的には絶縁物質になって、電流が止まると思っていたのです。 つまり、ホットケーキが完成すれば、電流も止まるという事です。 これなら安全ですね。

 出来上がったホットケーキを食べてみます。 やや、予想とはウラハラに美味しいです。 これは意外な発見カモ。 これは見栄えが悪いので、ちゃんとした入れ物を使えば、お客さんに出せるケーキが作れます。 ホントです。 スポンジ度なんて抜群ですよ。

 


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