電池を作る!


 ポケットの中を探ってみると、小銭が出てきた。 これだけの話なら、なんの事はない普通の話だが、この小銭を見た瞬間に、とある実験を思いついた。 

 これが、ポッケに入っていた小銭たち。

 33円である。 詳細は見てのとおり1円玉と10円玉がそれぞれ3枚づつある。

 中学時代の化学の時間に、異質の金属を電解質で結ぶと、金属間に電位差が生じると習った覚えがある。 確かに理屈はわかる。 しかし、本当に電位差は発生しているのだろうか?。

 中学で習った時のイメージ。

 簡単な絵で申し訳ないが、金属Aと金属Bの間に、電解質を挟むだけで、A-B間に電位が生じるというものだ。 実際の電池はまさにこの原理を使って電圧を発生させている。(と思う。 ニッケルマンガン電池は、ニッケルとマンガンを使っている)

 では、先ほどの小銭は一体何に使うのか?。 答えは簡単、金属Aと金属Bに使うのだ。 1円玉はアルミ、10円玉は銅で出来ている。 異質の金属なので、この実験にはぴったりだ。

 電解質には、硫酸が適してると思うのだが、あいにく持ち合わせがないので、食塩水で代用する事にしよう。 硫酸に比べてパワー的に劣るかも知れないが、ないものはしょうがない。

 実験に使われるモノたち。

 電解質を保持する役目のティッシュペーパーと食塩と、肝心な小銭。

 水道水を使って、食塩水を作る。 普通にコップに水と食塩を入れてかき混ぜるだけ。 濃度は濃い方が実験には向いてると思うが、勿体ないので、薄口の食塩水を作成した。

 食塩水をティッシュに染み込ませ、1円玉と10円玉の間に挟む。

 ティッシュが大きいと、はみ出ちゃうから気をつけなければならない。 これで電位差が発生してるハズなので、テスターを持ってきて電圧を測る。 アナログテスターは、電源にある程度のパワーが必要なので、できればデジタルテスターを使用する事をお勧めする。 

 

 おお!、0.5Vも出てるじゃないか!。 意外にまともな電圧が出たのでびっくりである。 名づけて11円電池だ。 でも0.5Vでは使い道がないぞ。 せめて1Vでなくちゃ使い物にならん。 そうだ、直列につなげば、電圧は一気に倍になるはずだ!。

 

 どうだ!。 ちゃんと1Vを発生してるぞ。 名づけて22円電池だ。 1Vあれば動作する家電製品もあるだろう。

 ちょうどいい所にソーラーパネルを取り外した電卓があったので、22円電池用電源ケーブルを配線し、計算を行ってみた。 

 足し算・引き算は勿論の事、消費電力が高いと思われる掛け算や引き算も実行できたので、もしかしたら、22円電池は世界で大ヒットするカモ。

 


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