実行日 03年10月19日
場所 福井県今庄市〜敦賀市
行った理由 鉄道が走っていた道を走ってみたかったから
福井県の県道207号は、国鉄北陸本線が1962年の北陸トンネル開通まで使用していたルートを車が通れるように整備しなおした道です。 25‰(パーミル:1000m進んで25m登るという意味です)という勾配は鉄道にとってはかなりの難所だったようです。
(C)AlpsMappingK.K.(購入すると喜びます)
北陸自動車道が上下線別ルートを通っている事からも、この辺りの地形が想像できると思います。 なお、北陸自動車道の。杉津パーキングエリアは杉津駅の跡地を利用して作られたものです。
今回は、今庄市から敦賀市に向かう方向(上り線)の山中越えをしてみました。
県道207号の入り口付近からみた景色です。 この道のカーブの緩やかさが線路跡を思わせます。
車やバイクにとっては緩やかなカーブでも鉄道にとっては厳しいカーブだったのでしょうね。
写真では分かりづらいですが、若干上り勾配になっています。
しばらく行くと、大桐駅跡が見えてきます。
看板のある場所はホームだった部分なのでしょうか?
看板の裏には大桐駅の経歴がかかれてあります。
「旅客7本、貨物6本、計13本の列車が運行された。 昭和37年6月9日北陸本線複線電化の近代化により、新線開業と共に廃止となる。 その間54年の永きに渡り生活物資の輸送、住民のシンボルとして大きい役割を果たした。」
山中超えの一番の見どころは、この山中トンネルです。 今庄側から上ってくるとこの地点が一番標高が高く、ここから敦賀方面へ下っていきます。 鉄道時代のトンネルをそのまま自動車用として使っているので、トンネル内でのすれ違いはできません。 トンネル長が1000mを超えるのでかなりの緊張感です。
鉄道時代にはトンネルの手前に山中信号所があり、単線だった線路で行き違いを行うための待避線がありました。 トンネル左側の土地が待避線跡です。 しかし一度この待避線に入ってしまうと行き止まりなので列車はバックで本線に戻ってくるのですが、今度は下り勾配がきつくて出発した大桐駅までズリズリと滑り落ちてしまう事もあったようです。
そのためもう一本退避線Bを用意しておいて、待避線Aに入った列車はバックで本線に戻るのではなく、バックで退避線Bに入って2回スイッチバックを行って本線に戻っていたようです。
こんな感じでしょうか。
蒸気機関車がこの場所で行ったりきたりを繰り返していた姿を想像すると、なんだか楽しくなってきます。
たまにはこんなツーリングもいいのではないでしょうか。