実行日 10年09月10日〜12日
場所 鹿児島県種子島
行った理由 この目で見たかったから
2009年の終わりごろに、JAXAが人工衛星の愛称を募集していました。 その人工衛星は、日本地域航法衛星システム(日本版GPS)に使われるとの事です。 ステキ! ボクはカーナビに関係する仕事をしているのですが、自分が付けた名前の衛星の信号を受信する事ができるようになったら、想像するだけで鼻血がでます。 もとい仕事の能率も上がります。
「ひまわり」や「はやぶさ」にも名前負けしないような名前を付けないとなー。
そんな思いで結果発表!
信じられん! うれしくて2mはジャンプしたと思う。
「みちびき(michibiki)」という名前で応募された方は、合計で328名もいたそうですが、そんな事はどーでもいい。 ワシが名付けた。
あ、あと、この328名の中から1名に副賞として、種子島宇宙センターでの打ち上げ見学招待があったのですが、そっちは見事にハズレました。 やっぱテレビ中継されたりするので見栄えの悪いオッサンだと都合がわるいのでしょう、そうでしょう。 くやじい。
こうなったら仕事の都合も考えずに打ち上げを見に行くしかない。
当初打ち上げは8月2日と発表されていたのですが、衛星の姿勢制御に使うリアクションホイールに不具合が見つかり、9月11日に延期になりました。(ちなみに、このリアクションホイールは「はやぶさ」でも壊れています)
打ち上げが9月11日と決まったら、急げや急げ。
これから種子島へロケットの打ち上げを見に行こうと考えてる方は参考にしてください。
■鹿児島から種子島へ
名古屋から鹿児島までは飛行機で移動しました。
鹿児島のシンボルと言えば桜島。 もっと噴煙がモクモクかと思っていましたが今日は機嫌がよさそう。
はじめてみました。
地元の人によると、桜島の噴火は月に100回ぐらいはあるそうで、火山灰を捨てるための専用の袋があるそうです。 可燃ごみ、不燃ごみ、火山灰というジャンル。 熱いぜ鹿児島。
鹿児島から種子島までは約100Kmあり、普通の船では時間がかかるので、水中翼船がオススメです。 水中翼船とは、水の抵抗を少なくするために、移動中船体を水上に上げて航行する船の事です。
トッピー2号に乗ります。
航行中はこんな↓感じで飛ぶように進みますぞ。
43ノット=約80キロ。 超早い。
乗り心地は快適で思ってたよりも揺れません。 波の状態にもよると思いますが、電車と同じぐらいの揺れかな。
ただ、浮上航行中はシートベルトの着用を求められます。
種子島までは約1時間30分の旅です。 漁船やら貨物船やらフェリーやらをグングン追い越して進みます。
種子島の西之表港に到着すると、そこはもうロケットの島でした。
じゃーん。
地元応援団も頑張ってます。
盛り上がってまいりました。
■打ち上げをどこで見るか
ロケット打ち上げ当日は、射点(ロケット発射台)から半径3Kmは立ち入り禁止になるので、近くから見学する事はできません。 JAXA公式の打ち上げ見学場所は「宇宙ヶ丘公園」「前之峯グランド」「長谷展望公園」の3箇所です。 ここでは、カウントダウンなどの公式放送が聴けるので、見学素人な人(ボクの事です)は、この中のどこかで見るといいと思います。
立ち入り禁止区域のお知らせ。
また、島内の公共交通機関はバスしかなく、本数も少ないので、自由に動くためには自家用車かレンタカーが必須になってきます。
■宇宙ヶ丘公園に行ってみた
レンタカーを借りて、宇宙ヶ丘公園へ行ってみました。
ロケットのオブジェが、ただの公園でない事をうかがわせます。
ここは駐車場も広く、キャンプ場も併設されているので、テント持参のツワモノにはもってこいの場所です。 ただ、見学エリアが狭いので場所取り競争も激しいようです。
また、写真奥に見える展望台は、ロケット打ち上げ時には立ち入り禁止になるので注意が必要です。
公園から射場の眺めはこんな感じです。 丘の上から望む感じになるので、視界をさえぎるものがなく見晴らしは抜群。
真ん中の白い点がロケット組み立て棟で、その右がロケット射点です。
望遠レンズを使ってみると・・・
射点にロケットが設置されているのがかろうじてわかります。
射点までさえぎるものがないので、組み立て棟から射点へのロケットの移動も見る事ができます。
長期戦を覚悟した(屁とも思わない)人向けの場所だと思います。
■長谷展望公園
ボクはここで打ち上げを見る事にしました。
広い芝生の広場で、かつ、射点に向けて緩やかに傾斜しているので、場所取りに苦労する事がありません。 どこに陣取っても射点を望む事ができます。
またキャンプは禁止ですが、駐車場やトイレも完備されているので、長時間の待ちになっても心配はありません。
かなり広い。 ロケット見学のために整備された広場です。
ここからだと、射点がロケット組み立て棟の陰に入ってしまっているので、ロケットの移動などは見る事ができませんが、ほぼ正面から見る事になるので、満足度は高いです。 倍率の高い望遠鏡があれば燃料注入の様子もわかると思います。
ぎりぎりロケットの本体が見える。
距離感を出す為に動画もあります。ズーム動画
みちびきの打ち上げは20:17なんですが、大体4,5時間ぐらい前から、観客の皆さんは集まってきます。 島外からの遠征組みもいますが、地元の家族グループも大勢います。 これはもう祭りです。
宴会始めちゃってるグループもあったりします。
地元テレビ局も取材に。
公式放送も中継されます。 打ち上げ記念として、シールとバッチを配布しています。
屋台も繁盛してます。
あたりもすっかり暗くなり、射点の照明が明るく目立ちます。
前の方で陣取ってるのはバズーカレンズ組み、後ろの方は宴会組み。
打ち上げ1分ぐらい前になると、照明が落とされて真っ暗に。
ざわざわ・・・・
公式放送のカウントダウンが 5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・
「SRBA点火」
「リフトオフ」
どどどどー
動画もあります。
【ニコニコ動画】みちびき/H-IIAロケット18号機 打ち上げ30秒前(画質改善)地球の重力を振り切って宇宙へ飛び立つロケットの姿は、なんだか分からないけど涙がでます。 どうしてなんだ?
また、ここには書きませんでしたが、移動手段と宿の確保はかなり苦労し、最終的には島の方々のありがたい心遣いで解決いたしました。 お礼を申し上げます。 ありがとうございました。