始めて乗った時の感想

 それまで乗っていたカローラレビンがあの世に行ってしまってトホーに暮れていた時に、ちょうどマイナーチェンジして登場したのがコイツでした。 当時、評論家の間ではMR2は危険なミッドシップと酷評され、違う意味で手に汗握るマシンだと言われていました。

 そんな車を何故選んだかと言えば、やっぱりどこか捻くれていたんでしょうね。 二人しか乗れなくても、大きな荷物が載せられなくても、逆にその部分が魅力的に感じられたのでした。

 一般の人が言う「実用性」と引き換えに得られたのは、リアエンジンを生かしたトラクションの良さ、フロントの軽さを武器にした回頭性の良さでした。 3000rpm付近から盛り上がるターボパワーは、体を容赦なくシートに押し付け、手に負えないぐらいの加速力を持っていました。 実際に雑誌等のゼロヨンタイムでは13秒前半を叩き出しており、R32GTRやNSXと互角に戦っていました。

 そんなパワーの車でしたから、始めて運転した時には体が「危険だ!」と直感的に判断した事を思い出します。 また、ミッドシップは曲がりで勝負!なんて言われてましたが、高速域からの旋回は何度やってもスピンしてしまうというヘタさぶりでした。

 が、若かった事もあるのでしょうが、その「危険さ」がかえって面白く感じたのも事実です。

 

購入してから8年、現在の感想

 車体の大きさと回頭性の良さを武器に峠ではソコソコの走りを見せてくれます。 さすがに最新式の4WDスポーツカーが相手では付いて行く事すら出来ませんが、私の運転技術からすればこれぐらいのスピードが丁度いいぐらいです。

 登りはフロント荷重が抜け気味になるので、プッシングアンダー出まくりで何度も壁に刺さりそう(ささった)になりましたが、下りはイヤでもフロント荷重になるので、イメージ通りのコーナーリングが可能になります。 よくMR2ではドリフトはムリと言われますが、そんな事はありません。 さすがにドリフト大会のようなフルカウンターを当てるドリフトは即スピンなのでムリですが、小さめのドリフトアングルであれば可能です。

 また高速安定性ですが、ノーマルだと150Km/hを越えたあたりからフロントが浮く感じがしますが、足回りを変更する事で大分改善されます。 足回りに関しては、個人の好みでかなり印象が変わるのでここでは多くは語りません。

 因みに某公道最速伝説のマンガで出てきたような、下りヘヤピンの高低差を利用したジャンプは出来ません。 壊れます。

 走行距離も10万キロを越え、もうそろそろ寿命を迎えるのでは?と周りの人間に言われていますが、なんのなんの、まだまだ乗り続けます。


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